仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳
土曜日の深夜。長浜に集合。自分を含む4人(トッチャン、ナベチャン、サッチャン(仮名)とぼく)で出発。
経費節減の為、関ヶ原インターで乗って、名神・中央道経由して駒ヶ根インターで降りる。
真っ暗な山道をくねくねと走り、「仙流荘」に向かう。ここが無料駐車場となっていて、登山者はここで車を降り、あとはバスでしか入山できない。
仙流荘到着は朝の4時前。シュラフカバーと毛布にくるまって、屋外仮眠。天気は上々。好い日になりそうだと、夢うつつ思う。
6時にバス発車。山道を走り、7時北沢峠着。
ここで千葉のスナオチャンと合流。今回の山行メンバーはこの5人である。
北沢峠を出て、まずは仙丈ヶ岳に向かう。藪沢を上がるルートを取る。地名通りの沢沿いを、水の音を聞きながら登る。最初は木に囲まれていたが、最後はまさに沢沿いを。雪が、まだ残っていた。
ところどころに花が咲いていて、可憐さがほほえましい。
登山って、決して難しいモノじゃない。
山をナメて言っているわけではなく、誰でも出来る行為と言う意味において。だって、することって言ったら、歩いているだけでしょ?
町中の照り返しの烈しいアスファルトの上を薄っぺらい靴で歩き、階段を上ることが出来るひとなら、山を歩くのはさして難しいことではない。
ちょっとの体力と、(山には天候などの不確定要素が非常に多いので)何が起こってもめげない覚悟と、それに対する備えさえあれば、だれでも楽しめるように思うのだが。
諸々の考え事をしたり、仲間達とクダらなくとも楽しい会話をしながら登っていくと、仙丈ヶ岳に着いてしまった。時間にして三時間ほど。
仙丈ヶ岳はどちらかというと、高山の割にみどりの多い山でやわらかな山容。あっけなく登れてしまった。
ちょうどこのころから霧が出てきて、見通しが悪くなってきてしまう。山頂も人が多かったので、少し離れたところで昼ご飯にした。
名古屋はスガキヤのインスタントラーメンに恒例のしゃぶしゃぶモチ(←これは使えるアイテム)を浮かべて食す。旨い。
けれどもやっぱり霧は晴れず、やっぱり景色は良くない。先を急ぐように下山した。
今日の宿は「仙水小屋」。谷合いにある、三時半に到着。
小屋のおっちゃんたちは皆、実直そうで、いい雰囲気だった。
山の夜飯は早くて、夕方4時半から。ちょっとお酒呑んで、わいわいと談笑。
ここはとても涼しい。いや、寒いくらいだ。前の晩にほとんど寝ていないので、ちょっと横になると、すぐに眠くなる。あまりに快適で、いつの間にやらぼくは熟睡してしまった。たぶん就寝時間は7時頃。
Z Z Z z z z …
朝ご飯は3時半。三時過ぎに起きた。
4時半頃、夜が終わろうとしている時間に、出発。だんだん空が明るくなる。朝日を期待して登る。
峠にさしかかる頃にはすでに空は明るかったが、朝日は望めず。東の空の雲が邪魔だ。
仰ぐと駒ヶ岳が姿を見せる。その横の岩峰「摩利支天」が迫る。
登り続けること数分後、やっとこさ朝日が見えた。
樹林帯を抜け、尾根に出るとそこは「駒津峰」あとは尾根づたいに駒ヶ岳を目指すのみ。岩の多い尾根である。
最後に急登が待っていたが、ただ歩くよりも(じつは)楽しい。岩に手を添え、足を上げて登ると、達成感が倍増する。
一苦労して駒ヶ岳に着くと、絶景が待っていた。
とはいえ、霧が上がってきたり流されたりで、ずっと見晴らしがいいわけではない。水蒸気が多いらしく、富士山も八ヶ岳も見えなかった。
ニンゲンはサルの進化した姿、という行動パターンを見事に表している僕たち。高いところがどうも好きらしい。
そんなこんなで山上・雲上の世界を満喫し、下山することにした。
摩利支天という岩峰にも立ち寄って岩の世界を満喫し、景色と空気をしこたま味わって、名残を惜しみつつ、バスの時間を気にしながら下山した。
下山のバスは13時発。スナオチャンとはここでお別れ。
お風呂に浸かって疲れを取り、駒ヶ根で遅い昼飯。ソースカツ丼を食べ、帰路につく。
下界は暑い。じっとしていても汗が出る。
新聞広げれば、長野知事は村井氏に決まった様子。台風が近づいているという予報もある。
一気に現実に引き戻されてしまった。
お疲れさまでした。「野良師」であることを忘れて、また山に行きたいものです。
あ、台風は近畿を外れて東海・関東に向かったようですね。
山で台風にぶつかることもなく、うちの田んぼも台風に叩かれなくて、よかったよかった。