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野良師のつぶやき
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「野良師のつぶやき」

余呉の山、雪、カエル

 ご無沙汰しております。満月から2,3日過ぎた今宵、明るく月が照らしております。

 ずいぶん春めいて参りました。家の裏の梅は満開となり、シュレーゲルアオガエルがコロコロと鳴きはじめました。
 田んぼ仕事は本格始動とはいかないまでも、だいぶ気が急いてきました。これから忙しくなると思うだけでうんざりしてきますが、まあ時間は待ってくれませんので、重い腰を上げるとします。

 が、その前に冬の遊びのご報告を。

 2月いっぱいで酒蔵勤務は終了。おかげさまで今年も酒造りに携わることが出来ました。もちろん昨年同様「天地の唄」の酒も出来ましたよ。随時販売しております。割とおいしいのではと自負しておりますが、さて、皆様の口には合いますでしょうか。  3月に入ると毎年恒例、確定申告が始まるのですが、それをさしおいて岩手の友人の処へ静岡の友人とともに行ってきました。  山スキーとスノーシュー、それからタオルを持って約一週間。  出来事をキーワードとして列挙すれば、蔵王、スキー、雪山、温泉、タイマグラ、湯治、秘湯、じゃじゃ麺に盛岡冷麺、手仕事、、、と言ったところでしょうか。  この報告はまた時間のあるときに。  とてもとても楽しく、勉強にもなり、気は解放され、そして実りある時でした。東北が一気に身近になりました。  で、さらに、スノーシューを手に入れたのを期に、余呉町内の山歩きもしました。  あ、スノーシューって知ってますか?スポーツカンジキなんて言い方もあるらしいのですが、簡単に言えば、最先端のカンジキです。雪の上を楽しく歩く道具です。 (履いた感じはこんなん↓)   2774.jpg  そしてそして、知ってましたか?  ここ余呉町は淀川の源流と呼ぶにふさわしい位置にあります。大阪湾の河口から直線距離にして最も遠い位置にあるのですよ。  だから、余呉の奥の間「中河内」という集落の奥(スキー場のあるところ)には源流の碑が建っており、その近くを走る尾根が、日本海側と太平洋側を分ける「分水嶺」となっています。  (淀川の源の碑↓とその解説の看板↓)  2772.jpg 2775.jpg  その分水嶺に登山道を付ける取り組み、名付けて「分水嶺トレイル」が進められています。湖西の方では滋賀と京都・福井を分かつ分水嶺のルートが完成し、「高島トレイル」なんて呼ばれてますね。中心となっているのは「青山舎」代表、檀上さん。  この方とともに、余呉の山を歩きました。    第1弾は「大黒山」。  これは二月の末の一日でした。今冬は二月に入ってから立て続けに雪が降り、この頃はちょうど一段落した時期でした。  朝、ウッディパル余呉で顔合わせをし、そのまま登山口の椿坂まで移動。この峠から登り始め、登ってすぐの所に、ブナの大木がある。そのまま尾根沿いを上がって、2時間ほどで山頂。  daikoku.jpg  終始晴れ間が見えるような天気で、ブナ林と雪が美しかった。  そうそう、椿坂という地名だが、この一体には「雪椿」がたくさんあることから、この名になったとか。探してみるのも一興。  第2弾は「音波山」。  これはつい先日行きました。天気は上々。  中河内にはスキー場が二つありますが、その手前のベルクスキー場入り口付近から登り始める。  それにしても、音波山、なんとも良い字面だ。音の波。スキー場からの音楽が聞こえているのが、一種の皮肉かもしれない。まあ、登ってしまえば、静かなもんだが。    最初は雑木の林でもう大分雪も少ないが、尾根に出たあたりから雪がまんべんなく積もっており、スノーシューが活躍する。  送電線の鉄塔を越えたあたりから見渡す限りブナ林。飽きるほどブナブナブナ。  空の青と雪の白、そしてブナの肌。  otonami90.jpg otonami59.jpg otonami64.jpg  10時半頃からという遅いスタートでもあって、音波山頂は12時過ぎ、昼食後さらに奥へと足を進めた。名も無きもう一つのピークを目指す。  そこからは東の方が一望できる場所があるかもしれない、と期待する。で、道中はやっぱりブナブナブナのブナ林。  少々ロングコースだったかもしれないが、2時半過ぎ(だったかな?)にピークについた。南側から東側にかけて一面が開けている。取って付けたような言い回しになるが、ため息の出る絶景であった。  南西には上記の大黒山、高時川の谷の両側に、妙里山・安蔵山・七頭ヶ岳、その向こうに横山岳、墓谷山。もひとつ奥に金糞山。  さらに東方には、上谷山、三国岳、少し北寄りには福井の山々(あんまり知らない)。もう少し晴れれば、福井の平野や日本海、白山も眺めることができたかもしれない。  otonami68.jpg  ともかくも、充実した山。余呉にもこんなところがあったんだと再確認させてもらった。  雪の山は、笹藪を覆い尽くし、足下を歩きやすくしてくれる。夏場ならおっくうになるような藪も冬ならばへっちゃら。  景色も申し分ないし、余呉の山の新しい楽しみを見いだしたように思う。  otonami86.jpg  そうそう。あとは植物の名をもっと覚えたいねえ。マンサクが咲いていた、ということくらいしかぼくは分からなかった。次に咲くのはタムシバか?  でも、たくさんの雑木は春を感じて揚々と芽吹いていた。冬が終わったことをちゃんと感じているのは、生命の大いなる神秘だと改めて感じ入った(大げさ?)。     これが、この冬に発見した新しい遊び。  来年はぜひ、貴方もご一緒に!

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