岡本太郎の芸術的発想に、改めて感じ入りました。
大阪万博の原点に触れることが出来た気がします。
そして、「太陽の塔」そのものの思想が未だ現代に(現代だからこそ)活きている気がしました。
ほんとだったら、今日も田んぼ仕事をしなくちゃイケナイんですが、雨だったので後ろ髪を引かれることなく大阪まで行くことが出来ました。

近づくと、想像以上に大きい。
すげえ。
塔の下の角度を変えると表情の変わる顔は「現代の太陽」、上の輝く顔は「未来の太陽」だそう。かつては「未来の太陽」の目から、レーザー光線が闇夜に向かって放たれていたらしい。
カックイイ。
で、噂に聞いていたもう一つの顔。
背中に回ると「過去の太陽」がある。

この黒い顔の部分は信楽焼の陶器を貼り付けているそうな。・・・へえ。
太陽の塔の内部に入った。ここからは写真撮影禁止である。
塔の内壁は真っ赤な炎のモチーフ。
まるで生物の腸壁のように波打った壁。
地底のマグマ、生命誕生の鍵。
真ん中に「生命の樹」がうねりながら伸びている。
内壁とは対極の緑色の幹に、五大陸を表す五色に塗り分けられた鮮やかな枝が伸びていた。
その枝々には生物の進化を表現するべく、例えば三葉虫・アンモナイト・ブラキオザウルス等、の生物模型が下から順番に配置されていた。進化の系統樹をざっと辿ったような作品。
最上部までは見えない(塔の上までは上がれない。みあげるだけ)のが残念。
ちなみに、この生物模型の制作は、円谷プロだそうだ。・・・へえ。
万博の時には、この太陽の塔はそれだけが独立して建っていたのではなく、「地底」には暗い色遣いで仕上がる46億年前の地球やDNAの模型そして「地底の太陽」があったそうだ。
それを眺めた後、目のくらむ色遣いの「太陽の塔」内部を駆け上がり、塔の左腕から「空中庭園」に出る、という仕掛けだったそう。
細かく書くときりがない。
世界の名もない人々の写真が無数にあったり、世界の様々な民族の面などが展示されていたりもしたそうだ。
ダイナミックな進化の過程と、万物の霊長としてのニンゲン、そして星の数ほどもある名も無き人々の暮らしを一度に表現しようと試みた岡本太郎と「太陽の塔」のスタッフに感服です。

今回行けなかった方も、是非機会があれば行ってみてください。不定期に内覧日を設けてもいるようですが、25人以上の団体は予約制で見学を受け入れてもらえます。
いやあ、ほんと良かったんだから!
2006.04.03 00:39 | Comments(0) | Trackback(0)