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野良師のつぶやき
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「野良師のつぶやき」

菅山寺春季大祭

もう二日前の話です。

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余呉町の山中に「菅山寺(かんざんじ)」というお寺がある。菅原道真が幼少期にここで勉学に勤しんだ、という伝説の残るお寺です。このお寺、かつてはたくさんの僧坊があり、とても賑やかだったそうだ。
お寺の隣には、菅公をまつった「近江天満宮」があり、その前には朱雀池と呼ばれる年中涸れることのない小さな池もある。

今は誰も住まず、廃寺になったかのように朽ちつつあり、ひっそりとしている。神社・寺、その周りの木々と池。往時は、とても美しい佇まいだったことだろう。

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実はぼくのお気に入りの場所。初めてここを訪れたとき、とてもすがすがしい気持ちになったのを覚えている。

毎年4月と9月の2回、その寺でお祭りが行われるのだが、ひょんなことからその寺の保存会の方に誘われて、伺うことになった。


この日は朝からどしゃぶり。お寺に行くには、山道を15-20分くらい歩かねばならないので、少し憂鬱だった。
ところがいざ歩き始めてみると、新緑のブナのトンネルのおかげで、割合雨はしのげた。美しい若葉に目も癒される。

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ブナの向こうに山桜が見え隠れして、これもまた美しい。
天満宮に着いて、さあお祈りが始まるぞという刹那に、雨は上がり青空が見え始めた。とても驚いた。

祈祷は何を言ってるのかさっぱり分からなかったけれども、人々の神妙な顔と祈りの声に心身が引き締まる思いになる。「厳かな」という形容詞はこんな時に使うのだろう。
ところが残念なことに、祈り終えてみれば足のシビレのひどさで、即時に俗世界に引き戻された。やはり凡人。

 

 

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その後、今度は寺の本堂に移動し、お経だ。真言宗の寺ということになっているので、その宗派のお経らしい。これまたさっぱり分からない。
手を合わす先には「不動明王」の像。

お坊さんのみならず、皆がそろってお経を唱えていることに、びっくりした。お経の後の説話が、あの真剣な顔とは対照的にシャレを交えた漫談ばりの楽しい話だった。これまたびっくり。
その後、お昼のおにぎりを頂いて、下山する。  途中、余呉湖がバッチリ見えた。

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それにしてもこの朽ちゆく寺をなんとか蘇らせられないだろうか。雪で折れた庇を直すだけでも予算イッパイイッパイだそうだ。
行ってみれば分かると思うけれども、こんな雪深い土地のこんな山奥に僧院があって、修行を積んでいた人たちが多くいたことに改めて驚いた。
余呉に来たときには、是非一度、菅山寺・近江天満宮を訪れてみて下さい。 菅山寺の検索結果


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