今日から蔵人生活
空には満月が綺麗に浮かんでおります。
明るい夜です。
ほのかに山々が照らされていて、賑々しい感じがあります。
こんな日は、心もまた、ざわめいております。
秋晴れが続いていて、少しおしめりが欲しいところ。
これだけ晴れが続いているのも、近年なかなかありません。
反動でまた大雪なのでしょうか。
・・・勘弁願いたいものです。
さて。
少しばかり文体を変えてお送りしております本日の日記。
特に深い意味はありませぬよ。
・・・
本日より、いよいよ蔵人生活が始まりました。
まずは酒蔵の掃除、道具の洗浄から。
具合のよい発酵には、清潔な空間が欠かせないのであります。
本格的な酒造りは10日から始まります。
それまで数日は掃除に明け暮れるのです。
が、7・8日は長野県で開催される稲作交流会に行って来ます。雑誌「現代農業」(←ご存じですか?)が主催する勉強会で、米作りのヒントを拾ってこようと思っています。酒造りも大事なのですが、米作りも大事です。勉強・勉強です。
・・・
ところで、さかのぼること2日。文化の日のこと。
静岡県は磐田市にある「河合肥料」に行って参りました。会員向けのちょっとしたディスカウント市でした。所属する「konefa(湖北地方の若手農業後継者の集まり)」のメンバーに誘われたのです。
ここは有機肥料を生産・販売することで名高い会社。
有機肥料とは、例えば堆肥などが有名ですが、ある有機物を発酵させたり、加熱したりといろいろな処理を経て作られた肥料の総称。有機物と微生物がコラボした生産物です。
この河合肥料の市の会場で、たまたまお客さんの相手をしていらっしゃる従業員の方に声をかけさせていただいて、話をしました。肥料の効き方、使い方、その他微生物の効用、などなどを語ってくださいました。
その中でもきらりと光る印象的な単語がひとつ。「イメージ」という一言。
肥料って、特にいわゆる化成肥料などは、ただたんに土に撒けばスムーズに肥料分として作物に影響を与えることができます。それはとても分かりやすく、例えば窒素肥料は与えて一週間もすると葉が青々してきます。
ところが有機肥料はそんな訳にはいかず、その土質や天候など環境条件に左右される要素が大きいのです。土や肥料に住んでいる微生物の機嫌にも左右されているのかもしれません。だから、原因(肥料を与えること)と結果(作物がどう反応するか)を一直線につなげて考えるわけにはいかないのです。
その従業員の方は、だから、「イメージ」という単語を使っていらっしゃいました。これがぼくにはとても納得のいく表現。
この肥料で作物がこんな風になる、土がこんな風に変わる、こんな微生物が増える。
不確定要素に期待し、イメージする。もしかすると、微生物が想いをくみ取ってくれるかもしれない、という淡い期待もあるのかもしれません。
目から鱗の表現でした。
あとでその従業員の方にお名前をお尋ねしたところ、、、社長さんでした。
とても気さくで好感の持てる方でした。
この方と話してみて、土作りってもしかすると人を作るのかもしれない、なんて夢想してみたりもしましたよ。
・・・
そう。
この冬も微生物づけです。
酒蔵でも彼らはせっせと働いてくれてます。麹菌と酵母菌が主役です。
ぼくらは、彼らをどう助けるか、を考えながら仕事をすればいいわけです。
土作りも酒造りも一緒、のような気がします。おいしいお酒のイメージしながら、の毎日。
今年もそういう冬を、ぼくは過ごします。よろしければ皆さんもそういうイメージをもって、(こちらにお越しの際は)冨田酒造(木之本)に顔を出してくださいませ。
ではでは。
明るい夜です。
ほのかに山々が照らされていて、賑々しい感じがあります。
こんな日は、心もまた、ざわめいております。
秋晴れが続いていて、少しおしめりが欲しいところ。
これだけ晴れが続いているのも、近年なかなかありません。
反動でまた大雪なのでしょうか。
・・・勘弁願いたいものです。
さて。
少しばかり文体を変えてお送りしております本日の日記。
特に深い意味はありませぬよ。
・・・
本日より、いよいよ蔵人生活が始まりました。
まずは酒蔵の掃除、道具の洗浄から。
具合のよい発酵には、清潔な空間が欠かせないのであります。
本格的な酒造りは10日から始まります。
それまで数日は掃除に明け暮れるのです。
が、7・8日は長野県で開催される稲作交流会に行って来ます。雑誌「現代農業」(←ご存じですか?)が主催する勉強会で、米作りのヒントを拾ってこようと思っています。酒造りも大事なのですが、米作りも大事です。勉強・勉強です。
・・・
ところで、さかのぼること2日。文化の日のこと。
静岡県は磐田市にある「河合肥料」に行って参りました。会員向けのちょっとしたディスカウント市でした。所属する「konefa(湖北地方の若手農業後継者の集まり)」のメンバーに誘われたのです。
ここは有機肥料を生産・販売することで名高い会社。
有機肥料とは、例えば堆肥などが有名ですが、ある有機物を発酵させたり、加熱したりといろいろな処理を経て作られた肥料の総称。有機物と微生物がコラボした生産物です。
この河合肥料の市の会場で、たまたまお客さんの相手をしていらっしゃる従業員の方に声をかけさせていただいて、話をしました。肥料の効き方、使い方、その他微生物の効用、などなどを語ってくださいました。
その中でもきらりと光る印象的な単語がひとつ。「イメージ」という一言。
肥料って、特にいわゆる化成肥料などは、ただたんに土に撒けばスムーズに肥料分として作物に影響を与えることができます。それはとても分かりやすく、例えば窒素肥料は与えて一週間もすると葉が青々してきます。
ところが有機肥料はそんな訳にはいかず、その土質や天候など環境条件に左右される要素が大きいのです。土や肥料に住んでいる微生物の機嫌にも左右されているのかもしれません。だから、原因(肥料を与えること)と結果(作物がどう反応するか)を一直線につなげて考えるわけにはいかないのです。
その従業員の方は、だから、「イメージ」という単語を使っていらっしゃいました。これがぼくにはとても納得のいく表現。
この肥料で作物がこんな風になる、土がこんな風に変わる、こんな微生物が増える。
不確定要素に期待し、イメージする。もしかすると、微生物が想いをくみ取ってくれるかもしれない、という淡い期待もあるのかもしれません。
目から鱗の表現でした。
あとでその従業員の方にお名前をお尋ねしたところ、、、社長さんでした。
とても気さくで好感の持てる方でした。
この方と話してみて、土作りってもしかすると人を作るのかもしれない、なんて夢想してみたりもしましたよ。
・・・
そう。
この冬も微生物づけです。
酒蔵でも彼らはせっせと働いてくれてます。麹菌と酵母菌が主役です。
ぼくらは、彼らをどう助けるか、を考えながら仕事をすればいいわけです。
土作りも酒造りも一緒、のような気がします。おいしいお酒のイメージしながら、の毎日。
今年もそういう冬を、ぼくは過ごします。よろしければ皆さんもそういうイメージをもって、(こちらにお越しの際は)冨田酒造(木之本)に顔を出してくださいませ。
ではでは。