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野良師のつぶやき
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「野良師のつぶやき」

とある二人の講演

 昨日は、先だってお知らせしていた「佐藤初女さん講演会」だった。おかげさまで満員だったらしく、とてもいい時間だったよう。主催した友人、ごくろうさまでした。
 でも、この講演会、ぼくはさすがに行けませんでした。田んぼがぼくを離してくれません。でも、ちょうど昨日はいいタイミングで雨天でした。それもあって、昼間の講演会は行きませんでしたが、夜の懇親会に顔をだしてきました。
 佐藤初女さん。(ご存じない方は検索してみてください。)穏やかで柔らかい空気のおばあちゃんでした。彼女の住む「森のイスキア」を訪れる方はその空気とおむすびと手料理に癒されるんでしょうね。
 講演聞けなくて残念でしたが、その懇親会は思わぬ再会もあり、楽しい時間でした。


 で、日は変わって本日。

 余呉町の教育委員会が、夜回り先生で有名な水谷修さんをお招きし、中学校で講演会が。

 何を隠そう、この余呉町。人口4000人のこの町にコンビニなんぞどこにも無く、夜の八時には真っ暗になり、繁華街・歓楽街、いずこにも存在しませんが、そんな町に夜回り先生が来てくださいました。
 これまでより新聞のコラムやテレビ等で拝見したことはありましたが、すごいことされてますね。寝ずに夜の町を歩き、「夜の世界」に生きるこども達に声をかけ続ける。彼の講演はそれはそれはとてもパワフルでユーモアのあるものでした。

 当たり前だけれど、なかなか言葉にはしにくいことを、うまく言葉にしてくださり、1時間半ほどの時間でしたが、あっという間でした。
 とにかく彼の実体験から出てくる、こどもを取り巻く生と性と病と死の話。こども達を救いたいという想い。目頭が熱くなる瞬間もあったくらいです。
 こどもは真っさらの状態で生まれてくる、けれどもこの大人達が作り上げた社会が、無垢なこども達を汚していく・・・云々。「夜の世界」への魔の手を裁ち、「昼の世界」で生かせたい。おとな達の汚れた社会から彼らをどう救い出すか・・・。

 講演を聴き終えて、ぼくの農的な暮らしを振り返り、この農業の世界にもそんなこども達を救える"何らか"の力があるように思う。今でもそう思うことはたびたびあったけれど、その漠然とした思いをなんとか具体化してみたいと強く思うきっかけをくれた講演となりました。

 佐藤初女さんも、食事を通して人の心に訴えていくことを実践されておられるし。


 「食」と「農」と「人(こども)」。
 敢えて言うなら、昼の世界の美しい三角関係を構築したいものですね。(昼ドラマの怪しい三角関係では無いですよ・・・。)



 【付録1】
 いつも思うのですが。。。なぜ、「美しい」だの「心」だの「愛」だの、本質を表現するだろう言葉は、使う場所とタイミングと文脈を間違うと、一瞬にして"うさんくさい言葉"に早変わりするのだろう。)
 【付録2】
 いつも思うのですが。。。こども を、子供 と書くのに抵抗がある。「供」という言葉に「したがう者」という意味があることにひっかかるのだ。
 おとな←→こども
なのであって、「子供」を使うとこの対比は成り立たない。漢字で書くならば、
 大人←→小人
となるはずである。
 考えすぎ?かな?