地元学者の言葉から
吉本さんの講演で印象に残った三つのお話。
▼ イギリス発「ガーデニング」の礎は、古(いにしえ)の日本にあった。
どうやら、江戸の末期か明治の初頭に日本の農村を訪れたエゲレス人が、人の手が入ったその風景の美しさに感激したらしい。母国に帰り、その感動を自分の庭に体現させたのが「ガーデニング」だとのこと。
▼ アマンダリはウブドゥ村の文化を活かしている。
世界最高のホテル、なんて言われている(らしい)アマングループのホテルの一つ、インドネシアのアマンダリ。行ったこと無いけど、たしかテレビで見た気がする。
このアマンダリは地元に昔からある風景を壊さないまま、ヴィラを作ったそうな。ホテルの敷地内に棚田が残っている、というより棚田を縫うようにヴィラを建てたとのこと。
雇用する地元の人々には細かいサービスを教え込むことよりまず、自分の村ウブドゥは誇るべき土地なだと気付かせることに始まるそうな。
リゾートとしての世界最高の評価を得ているホテルが、その土地を(人を含め)活かすことに重きを置いていることに納得。そうでなければ、サービスはいつまで経ってもぎくしゃくしたハリボテのままなんでしょうね。マニュアルにがんじがらめになっている限り、サービスの本質はつかめないってコトなのかな。
(リゾート施設そのものの功罪はここでは触れません。定義はいろいろ別れるでしょうが)
▼ 冷蔵庫を開けてみて。
冷蔵庫を開けてみて、
あれがない、これがないと料理をするのは・・・二流
あるもので料理するのは ・・・一流
意識することなく黙って料理するのは ・・・超一流
この超一流の主婦の皆様(野山と畑という天然の保存庫を意識することなく活かしている農村のおばあちゃんたち)こそが宝。この人材を超一流として輝かす。
これこそが地元学のようです。
(我が身を振り返れば、あらためて二流であることに気付かされました。)