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田んぼ舍 WEBSITE :
野良師のこと_》雑想

雑想 -農への想い-

土と人

こんな文句があります。

 駄農は「草を見れども 草を抜かず」
 精農は「草を見て、草を取る」
 篤農は「草を見ずして、草を抜く」 

 農業は雑草との戦いであるけれども、農家によってその差は大きい。なんだかんだいって、雑草対策が肝心かなめであるのはよく知られたところ。

 同じ土地に単一作物のみを育てるということは、自然の法則から大きく外れた行為には違いありません。土に潜むタネからはいろんな植物が生えてきますから、なんとかそれを防ぐ為に、人は色々と知恵を絞ります。


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さて、こんな文句もあります。


 下農は草をつくる  中農は作物をつくる  上農は土をつくる  雑草対策を怠らずに作物を作れば、一人前の農業人に成れるのではないでしょうか。けれどもそれは中農どまり。  ぼくは作物栽培は土作りだと思ってます。  これは答えがなかなか出ない。到達点が見えない。  もともとの土質と向き合いながら、その土にとって最も良い状態にする。そうすることで、病気に負けない健康な作物を作ることができると思っています。  良い土は、匂いや肌触りがとても好い。それを作っていきたい。  けれども、一朝一夕にはいかない。何年、というスパンで観察を続けなければならないのです。気の長い話です。 ***  実は昨日と今日、とある建築現場で左官仕事のアルバイトしてきました。いわゆる「土壁」塗りです。  土壁の材料というのはきめ細かい土(粘土)と稲ワラと水をこね、「発酵」させたものです。  この土、昔は田んぼの土を使っていたそうです。  話は飛びますが(1)  昔ながらの家は木と土があればほぼ出来てしまいます。これって凄いことじゃない?身近にある自然物だけで出来てしまうんです。  話は飛びますが(2)  「発酵」。やっぱりここでも「発酵」です。微生物のチカラです。     >「もやしもん」ファンの皆さまへ  話は飛びますが(3)  古民家の土壁は再度水で練ることで、再利用出来ます。むしろ、長い年月経った土壁ほど「良い」壁になるそうです。 ***  田んぼの土も土壁も、「いい」土には微生物がたくさん住んでいます。つまるところ、土作りは微生物を育てることだ、とぼくは思っています。  実のところ、あまり農薬を使いたくないのは、このスバラシイ生き物たちを殺したくないからです。 ***  で、この文句。 「上農は土をつくる」には続きがあるんです。 「上々農は人を作る」           だそうで。 はい。まだまだ目標には遠いです。 上を目指して精進していきたいと思います。 (※上々農は心を作る、と書いてあるものもありました)
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